事務局 / ひだ清見観光協会 明宝観光協会 郡上八幡観光協会
飛騨美濃有料道路の無料化

 せせらぎ街道のほぼ中間に位置する郡上市明宝〜高山市清見町間の坂本トンネルが、平成22年4月から無料化になりました。自然豊かなドライブコースとして、年間大勢の方々が訪れる せせらぎ街道。飛騨高湯山、下呂温泉、ユネスコにの世界文化遺産に登録されている白川郷へのお出かけによりる便利になりました。

景観保全活動/クリーンアップ作戦
 観光は点から線へ・・・との思いから、郡上と高山を結ぶ「せせらぎ街道」を行政の枠を超えて、旧八幡町、旧明宝村、旧清見村の住民有志が民間主導でPRしようと「せせらぎ街道を愛する会」を結成してから早くも10年が過ぎました。昭和55年に飛騨・美濃有料道路が開通し、岐阜・高山を結ぶ最短ルートとして、また吉田川、馬瀬川上流、川上川の清流沿いの景観の素晴らしさが知られるようになり、改修による全線2車線化と共に年々その交通量は増加してきました。
一方、東海北陸自動車道は当時美濃市までの開通でしたが、年々北進し昨年7月に全線が開通して今や東海と北陸を結ぶ大動脈となったことが交通量に大きな変化を与えました。また、本年3月末からの国の景気対策による高速道路の緊急値下げによって休日の1000円料金が更なる影響を与えることは必至です。しかし、人工的な構造物に囲まれた高速道路を走るより、せせらぎ街道のすばらしい景観を求めて通行される観光客は決して少なくないことと思います。
来年3月をもって飛騨・美濃有料道路が廃止され、今まで岐阜県道路公社と連携して進めてきました活動の見直しも含めて環境を取り巻く状況は変わっても、この景観をこよなく愛し日本有数の観光資源を持つことを郷土の誇りとして景観を保全して守り、そして後世に伝えることが大切であると痛感いたします。
そのために、全国に向けての情報の発信とあわせて地域住民に対しても「せせらぎ街道を愛する会」の趣旨を伝え、活動の輪を広げていくことが今後の重要な課題と思います。
皆様の益々のご尽力とご支援をお願い申し上げます。
広報活動/東海北陸自動車道「PR用横断幕」
 ライダーから「せせらぎ街道は有名です。」と言われ、思わず「えっ!」と思った。    
この地で生まれ育った人間には、これが当たり前でどこにでもある普通の「いなか道」なのかと思っていたのだ。それ以降意識しながら通ってみると、春の新緑、夏の涼しさ、秋の紅葉、冬の侘しさ、とそれぞれの季節を堪能させてくれるいい道なんだと思えてきた。
このせせらぎ街道を皆様に知っていただき、また来ていただくために草刈りやゴミ拾い等の奉仕活動をしながら、きれいな街道をつくるお手伝いをしてきた。自然を愛し、せせらぎ街道を愛してくれる人達だけの道路であってもよいのではないかとさえ考える。
そんな人達へもてなしの心でせせらぎ街道の良さを伝えていきたい。
地域おこし活動/道の日感謝祭
 「十年一昔」早いものです。当時平成十年の春に、私は小牧市の中部文芸社上仲社長(元読売新聞記者)と出会いました。会社の月刊政経情報誌で、幅広い立場から今後の地域のあり方、地方分権、広域連携の記事掲載などに熱い議論を交わした覚えがあります。地域の枠を超えた活動、地方連合の時代へと、できることから民活で行動することが求められることに共鳴したからでした。人物往来記事の取材では、せせらぎ街道の「平成の侍 新心関口流抜刀術十一代宗家 山田昌孝氏」の合宿所へ上仲社長に同行した時に、いつも道中でこのすばらしい四季折々の大自然のせせらぎ街道の魅力に話がはずんだものです。
そして、この街道をもっと広くPRし、地域の活性につなげるために沿線地域の組織ができないか、正に地域を越えた連合活動として立ち上げることに意気投合し、当時の八幡町、明宝村、清見村、高山市へと足を運び有力者の賛同が得られ、平成十一年七月に会を設立した有志の意気込みは会員132名によるスタートでした。以来、文芸社の情報誌には毎回沿線地域の記事掲載PRに一役を負って頂いていました。
以降は合併により郡上市、高山市となり道路公社の協力も得て、会の組織再建をしながら今日に至っています。発足時の事務局長として十年の歩みに感謝申し上げます。
そしていよいよ来春に公社トンネルが無料化になり、本来の地域生活道路として、また来ていただくお客様にこの街道が全国有数の自然環境のすばらしい感動と癒しのロードとして、地域の活性観光につなげるため、連携活動を通じ発展することを願うものです。

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